ドルパの準備、終わる
今年も(ドルパのディーラーとしての)アトリエマルメゾンの一員としてドルパに参加します。
販売するのはこちら↓、SD16女の子とSD17男の子のドレスセットです。
#ドルパ48 販売情報はこちらに随時まとめています。
— アトリエマルメゾン@ドルパ48 121-SD🥰 (@atmalmaison) 2022年12月5日
ブースNo.は121-SD、天使のすみかショップの近くです。https://t.co/EgORowgJTS
私はデザインと装飾を担当させていただきました。正直かたじけない気持ちです。本当にそんなことさせてもらっていいのか?
しかし、ほぼそれしかできることがないのも事実なので、頑張ってデザインをしたわけですが・・・
他の人に作ってもらうためのデザインをするのは、非常に勉強になりました。
いつも自分で作るためにテキトーなイメージ図を書くのとは全然違う作業だった。
自分で作れるぐらいきちっとビジョンをもっておかないと、作ってもらうことはできない。
「なんとなくこんな感じで・・・」はダメじゃないんだけど(後述します)ダメで、
どれくらいのカーブなのか、
どれくらいの長さなのか、
ギャザーなのかタックなのか、
ステッチ入れるのか入れないのか、
ポケットは飾りなのか、
生地は艶があるのかマットなのか、
素材は…
等をかなり具体的に考えておかないとどうにもなりませんでした。
自分でもわからないこと、決めてないものを人に作ってもらうことはできないので。
次に大切だったのは、まったく逆みたいになりますが、「わからないところ、あえて言えばどっちでもいいところはちゃんとその意思を表明する」ことです。
今回、私は自分の中でもよく見えてないところでも無理矢理に形にして描いてしまっていました。
「ちゃんとイメージする」ことに必死だったのです。
しかし、いかんせんこちらの描く技術は全然なので、そうやって無理矢理に描いたところは他の部分との整合性が取れなくなりがちです。
そうするとパターンを作る際に「これは忠実に再現するべきところなのか、それともいい感じに処理していいところなのか…」という問題が発生するようです。
結局、わからないところはちゃんとわからないと言う正直さが必要だと思いました。
あと、資材との兼ね合いも重要な問題です。
いくら「こんな感じの素材で」と言ったところで、それがこの世に実在しなければ(布から作らない限り)永遠に実体の服は作れません。特にレースとかボタンの部分でこの問題に多くぶち当たりました。
余談ですが私はドール服作りのこの辺の要素が意外と好きです。自由で、無限で、何を考えたっていいイマジネーションから、制約だらけの実際の物質に落とし込む工程。時には妥協したり、ありものでなんとかしたりするし、逆に自分が想像もしなかったような表現ができることもある。楽しいね。
次があるかどうかはまだわかりませんが、あるとしたら今回の反省を踏まえてデザインしたいと思います。