Amazonで頼んでいた、Patterns of Fashion3が届きました。
16世紀〜17世紀のヨーロッパの洋服についての解説本です。
洋書なので全部英語です。私はAmazonで購入しました。
Patterns of Fashion: The Cut and Construction of Clothes for Men and Women C1560-1620.C1560-1620
- 作者: Janet Arnold
- 出版社/メーカー: Not Avail
- 発売日: 2013/05/01
- メディア: ペーパーバック
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サイズはA3横開きで、結構大きいです。
この本の内容は、大きく2つに分かれています。
1つは、この画像に写っているような、
服のスケッチと、材質や色についての説明(左ページ)と、実際のパターン、構造の解説(右ページ)。
(画像は一部加工しています)
銀色の物体はお供の電子辞書です…。
実際のパターンは世のパターン本のように一律「何倍縮尺」というのが決まっていなくて、ページごとに「この長さがこのページでの1cm」みたいな線が書いてあるので、
それに従って拡大して使うようです。
そもそも元々の服のサイズも、着用する人のために一点もので作っていたのでまちまちです。そこで、巻末に衣装の持ち主だった人のスリーサイズが載っています。
まさか昔の人も自分のスリーサイズが出版されるとは思っていなかったんじゃないでしょうか(?ω?)
もう1つは、こちらのような、肖像画に描かれた服や実際に現存している服の画像と説明。
こちらも資料的な意味あいが強く、どちらかというと、昔の服がどんなのか知りたい人というよりは、
実際に作る人向けの本かなと思います。
ディテールが凝ったものが多いので、他の服を作るときの装飾の参考にもなりそうです。
構造はかなり詳細に説明されていて、刺繍のパターンの図解もあります。
載っている服の男女比はだいたい半々ぐらいでしょうか。
女性用は少女用の服のパターンが多めの印象です。(SDに作るならその方が嬉しいですが)
昔の服はとにかく刺繍がすごいので、実際に現代人が作るのはほぼ無理?みたいなものも多くありますが、ロングガウンなどはパターンもそんなに難しくないので、ドールにも比較的使いやすいのではないでしょうか。凄い刺繍の部分はモチーフやレースでうまくアレンジすると良さそうです。
今の服にはない手の込みようや、独特のシルエットは見ていて飽きません。
昔の服に興味がある方なら、読んでいるだけでも面白いのでおすすめです。
服のスケッチのページをコピーして、塗り絵して遊んでも楽しそうですね!
同じシリーズの既刊は以下です↓
汎用性が高そうなのは4でしょうか。
Patterns of Fashion 1: 1660-1860
- 作者: Janet Arnold
- 出版社/メーカー: Drama Pub
- 発売日: 1977/06
- メディア: ペーパーバック
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Patterns of Fashion 2: Englishwomen's Dresses and Their Construction C.1860-1940
- 作者: Janet Arnold
- 出版社/メーカー: Drama Pub
- 発売日: 1977/06
- メディア: ペーパーバック
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