1年ほど前から、SD少年用の18世紀ぐらい風味のジュストコールのセットを作っています。
バロックの時代のお洋服を参考にしつつ、青と銀で装飾過剰な感じ、虚ろな魂を豪奢なレースに包んだ感じを目指しました+:。ヾ(o・ω・)ノ゜.+ナニイッテンノー
なぜか急にある日作りたくなって、
夜な夜なピンタレストを見ながらデザインを描いて、
「これを作りたいですっ!!」とドール服教室に持って行って、
しょっぱなからのハードルの高さに内心(とんでもないことになるのでは…?)と怯えつつ、
子猫を拾いつつ、
伸びるベロア生地に翻弄され(やっぱりとんでもないことになった)と思いつつ、
レースをまつる段階で何度も机から落ちるハサミに八つ当たりをしつつ、
本日無事当初の想定っぽい形になりました。
↓こんなのです。(モデル:理々緒(ミシェルデフォ))
後ろはプリーツになっています。
参考にしたのは、この服や、
ポーケのファッション画集: 19世紀の銅版画家/フランスと異国の貴族・民衆の服装
- 作者: イポリットポーケ,ポリドールポーケ,徳井淑子,Hippolyte Pauquet,Polydore Pauquet,ルフェブル=パケジュリアン
- 出版社/メーカー: マール社
- 発売日: 2014/10/31
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
この本に載っている…確か「サンルイの騎士」の絵とか、
…宝塚。(^^;)本当に、この辺の作品は衣装が可愛くて大好きです。なので参考にするというよりもこの衣装を作る!みたいになりそうで、製作中はあまりこの辺をみないようにしていたのですが家族には毎回「フェルゼンの服」とか呼ばれているので無視できない影響があると思われます。
ハプスブルクの宝剣の、埋もれそうなほど大量の金レースのお衣装の凰稀さんのかわいさといったら本当たまらないです、まさにお人形さん…!
このあたりを…。
特に最初に挙げた青いアンティークのドレスは、昔のものとは思えないほどしっかり残っていて、メトロポリタン博物館の驚異の技術でパーツごとに精細な写真があるので、かなり参考になりました。
これらを元に私がかいたへたれた絵から先生にほとんど手伝っていただいて型紙を作り、形にしていきました。
使った材料は、
◇生地
綿サテン(ブラウス):縫いやすくていい子でした
バックサテンシャンタン(ベスト):化繊のをチョイスしたのですが、失敗でした。多分次やるならシルクとかにすると思います…。アイロンが通りづらくて…。
でもその他は薄さといい風合いといい価格といい(笑)人形の服には欠かせない素材になりそうです。
ベロア(パンツ、ジャケット):どうしても起毛の素材、それも綿の別珍ではなくそれよりもぬめっと光るが使いたいと思いました。
しかしベルベットは縫えない…
ということで探してきた比較的伸びづらいベロア生地です。とはいえ伸びます。よくあるポンチ素材のスカートぐらいには伸びた気がします。
これも次やるなら違うのにしますね〜風合いは気に入っていますが、正直何も知らないからトライできた側面が大きいです。
◇その他副資材
銀のトーションレース:一時期オカダヤとかユザワヤとか方々で買ってました。あんまり種類がないので難しいですね。 一部ギャザーを無理やり寄せたり、2枚のレースを張り合わせて無理やりそれっぽくしています。
銀のモチーフ(うねうねした模様の部分):西日暮里のフリカケで、一番柄が細かい感じのものを探して買いました。大きいサイズのはそれはもういろんな可愛いモチーフがあってよだれが出そうでした…。
ラインストーンのボタン:ジャケットのものはこれもフリカケで。ドール服サイズのボタンは増えてきましたがまだ難しいですね〜。オカダヤのボタンコーナーで小さいボタンを探してもいいかもしれません。
帽子も作りました。
帽子は水色とピンクのマリーアントワネットカラー(勝手にそう呼んでる)な感じで。
かなりえいやーっと作っているので裏側は見せられません状態に。。
帽子と服の方で色合いのトーンがすごく違うのは、
ちょっと理由があります。
今後はジャボタイ(現状のはボークスのドレスセットのです。。)と、お靴をなんとかしないとなあと思っています。
明後日のドルパに持っていくかどうかはまだ決めていないのですが、
遅くとも教室展までにはその辺もなんとかして、全部揃った状態で展示したいです。